WEB広告業界の中間管理職の辛さ
ここが辛い!WEB広告の中間管理職
広告の媒体については近年、かなり変わり始めてきています。
以前まではTVや新聞、雑誌と呼ばれるマスメディアが多くの人に広告を打つために有効な手段でした。
確かにそれは今でもかなり有効な手段でもありますがコストがかなり多くかかってしまいます。
また実際に自分たちの製品やサービスを使いたい人たち、ユーザーにしっかりと効果的に伝えることができているのか、データを取ることがかなり難しいとされてきています。
コストが多くかかる、ターゲティングしたユーザーに効果的に宣伝できているのか、広告の反響データを取るのが難しい、これら悩みを解決する広告の手法があります。
それが今回ご紹介するWEB広告というものです。
しかし、WEB広告と言っても種類がたくさんありますので、それぞれ売りたいサービスや製品によってどれが効果的かどうかも変わってきます。
そこで今回はWEB広告業界の辛さを交えながら、WEB広告の種類やメリットについてご紹介していきます。
マスメディア広告のデメリットとWEB広告のメリットについて
まずWEB広告のメリットについて簡単にご説明していきます。
やはりWEB広告、他の呼び方ですとインターネット広告とも呼ばれる今回ご紹介する手法ですが、配信するターゲットをしっかりと絞ることができ、コストも低価格のものから高価格のものまで選べるというのが最大のメリットになっています。
想像してみてください、以前までのマスメディアにのせての広告であった場合、確かに不特定多数の人に製品やサービスの情報を配信することができます。
実際にテレビのCMや新聞のチラシ、または雑誌の広告などで知ったサービスや製品を購入したという経験がある人は非常に多いですし、記事をご覧になられている方も例外ではないのではないでしょうか。
しかし、TVCMや新聞のチラシ、雑誌の広告について煩わしいと感じたことがある人もかなり多いのも事実でしょう。
例えば、
HDレコーダーに録画したTV番組を見るとき、CMまで全部ご覧になって番組を楽しまれる方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか?
大抵の人は番組を効率的に楽しみたいと考えるので、番組とは全く違う内容である製品やサービスのCMはHDレコーダーのCMスキップ機能でスキップされて実際にCMを目にしないという方法を取るでしょう。
また新聞を定期購読している際についてくるチラシ、週刊誌、ファッション雑誌の広告ページについても全てじっくりとご覧になられる方はかなり少数派でしょう。
このようにマスメディアによる広告では、コストを多くかけても実際に意図したターゲット層に製品やサービスの宣伝、広告をするのが難しい時代になってきています。
現在もはやインフラになっているインターネットを通じての広告であるWEB広告、インターネット広告は効果的に、しかもマスメディアに広告を出すよりもコストを下げて製品やサービスの情報や広告を届けることができやすいため、これから広告を打とうと考えられている事業者の方も安心して広告を打ちやすいようにできています。
WEB広告の種類と効果
WEB広告、インターネット広告といっても種類が多様にあります。
ここでは一部の種類をご紹介しながらWEB広告業界のつらい部分についてもふれていけたらと思います。
1.リスティング広告
まずはリスティング広告と呼ばれる種類の広告です。
リスティング広告とはGoogleやYahoo!といった検索エンジンで調べたいキーワードや言葉で検索をかけたときに、そのキーワードや言葉に関係のある広告が表示されるといった広告になります。
リスティング広告のメリットとしてはキーワードごとに広告を打つことができることです。
検索ワードのことをあらかじめ分析しておけば、実際に広告を配信するターゲットを性別、年齢、エリア、国籍などによって細かく広告を打つことができるため、いきなり多くのコストがかかると言ったことはほとんどないでしょう。
コストも少額から運用可能なので、リスティング広告はWEB広告やインターネット広告を初めて打つといった事業者にオススメです。
意外と辛いの検索ワードを選定です。
実際に広告を打つことは簡単にできますが、リスティング広告を効果的に出したい、最大限の効果を今回の広告で発揮したいという事業者の方がかなり多いと思います。
しかしただやみくもに広告を打っても意図したターゲットに広告を届けることができるとは限りません。
検索ワードはタイミングによって、ターゲットが変わることがしばしばあります。そのためしっかりと検索エンジンの機能などでターゲット分析し、効果的な広告を出稿する必要があります。
なので上からの命で時期尚早に広告を出すことがマストになると言った場合でも、このような手間がかかることをご存知ない方も少なからずいらっしゃるので、そこをあらかじめ認識してもらうだけでもかなり中間管理職の手間が省けます(笑)。
2.ディスプレイネットワーク広告
ディスプレイネットワーク広告とはwebサイトを閲覧しているときに画面に表示される広告で、よくバナー広告とも呼ばれたりします。
広告を打つサイトのテーマを決めることができ、誰に配信したいのかといったターゲットも細かく決めることができます。またユーザーが一度見たサイトのバナー広告が画面のスクロールに追いかけて表示されるものがあります。それも「リターゲティング(リマーケティング)広告」といってこの広告の一種です。
バナー広告は画像や文字にこだわることができるので見て興味を持ってもらうことも難しくはありませんし、他の広告の手法よりもマスメディアの広告により近い感覚で出すことができます。
この広告での辛い部分については、バナー画像のクオリティの部分です。
基本的にこのような広告の手法であればバナー画像の作成は広告依頼主からの要望でこちらで業者側で作成することが多いです。
しかし、クリエイティブの部分はどうしてもセンスの問題になってしまうため、いくら広告依頼主からの要望をヒアリングしても、確実にご納得いただくことが難しかったりします。しかもかなり費用を払ってくださっている依頼主の場合だと、何回も画像と作り直したり、ヒアリングの内容をひっくり返されたりもすることもあります。
ご納得のいく広告を作成するのもかなりのコミュニケーションをとらないと難しいというのはご理解くださいませ。
WEB広告はこれからも進化する
WEB広告について簡単にご説明してきましたがいかがでしたでしょうか。
自分の愚痴も少々挟みましたが笑。
もちろん今回ご紹介したWEB広告はほんの一部です。
また更にWEBの技術革新が進むたびに、広告の手法が増えることが見込まれています。
そのため今後もさらにWEB広告が多様になってきますし、もしかしたらWEB広告ではない広告手法がでてきて、とってかわられるなんてこともあるのかもしれません。
そのたび苦労が増える広告業界の我々ですが、ひたむきに業務に向き合って参ります(笑)
今回の記事が少しでも参考になれば幸いです!